ご来店いただきました多くのお客さまとの会話の中で、最も多いシンプルなご質問や率直なお悩みの部分を、いくつかピックアップしてみました。
ページの後半では、当店なりのアドバイスも掲載しております。
はじめてピアノを購入なさる方のために、少しでもご参考になれば幸いと存じます。

お客様からのよくあるご相談事項

ピアノに関する知識や予算感がないことをご不安に感じるお客様

「娘(五才)がピアノを習い始めました。
ピアノを買い与えたいのですが、主人も私もピアノに対する知識が全くありません。何を基準に選べば良いのか悩んでおります。
いつまで続くのかわからないのだから、高価なピアノを購入するつもりはありません。
かと言って、安かろう悪かろうでは不安です。正直なところ、あまり予算をかけたくないのが本音です。
いろいろ悩みましたが、わが家のスペースや子供の将来のことを考えアップライトピアノを考えております。
そこで、メーカーのカタログを取り寄せて眺めております。
しかし、一口にアップライトピアノと言いましても40万円ぐらいから200万円ぐらいまであります。今度は、どの価格帯のものを購入していいのかわからなくなりました。
どうしてこんなに価格差があるのでしょうか。」

アコースティックピアノか電子ピアノかでお悩みのお客様

「本物のピアノ(グランド・アップライト)を購入するか電子(デジタル)ピアノを購入するか迷っております。
お友達のAさん宅はデジタルピアノ、Bさん宅はグランドピアノ、Cさん宅はアップライトピアノと、様々です。本当にわからなくなりました。」

いくつものお店や催事をまわり、購入基準が分からなくなってしまったお客様

「ピアノを販売しているお店回りを始めました。A店では、『中古ピアノは変な癖がついてしまっていてレッスンに支障がでてきます。だから新品のピアノでないといけない。』と、高価なピアノを勧められました。
B店では、『昔のピアノの方が今のピアノよりも素材がいいので、中古ピアノでも充分ですよ。』と言われました。…本当でしょうか。
C店では、『中古ピアノや電子ピアノの予算で新品のアップライトピアノが買えます。』といって、東南アジア産のピアノを勧められました。
価格的な魅力はあるのですが、やはり不安です。
D店では、『ある程度のご予算を考えれば電子ピアノでも大丈夫です。』と高価な電子ピアノを勧められました。
スーパーやホールなどの催事場で、三日間限りとか一週間限りといって●●バザールとか超安値セールなどとピアノの販売を行っていることがあります。
いつも衝動的になり買ってしまおうかなと契約寸前までいくのですが、なかなか決断できないでいます。このような状況の中で購入していいものかどうか、やはり不安です。」

ピアノが上達したお子様のために、買い替えを検討されるお客様

「十数年間アップライトピアノを使用してきた娘が、グランドピアノが欲しいと言いだしました。 願いを叶えてあげたいと思うのですが、あまり予算がないのが正直なところです。」

本当に上記のようなご相談を数多くいただきます。
これまでのたくさんのお客様のお悩みをまとめますと、下記にまとめられるかと思います。

「良いピアノ・悪いピアノとは、どういうピアノのことでしょうか?」
「後悔しないための上手なピアノの買い方はあるのでしょうか?」
「購入後のメンテナンスや、万が一のトラブルの相談の際にはどうしたらよいでしょうか?」

当店ピアノコンシェルジュからのアドバイス

下記文章は、初代ピアノコンシェルジュであり、当店創業者の佐藤がお答えしています。

お客様のタイミングに合わせた急がず・じっくり・丁寧な接客をいたします。

ただ漠然とピアノ選びをしてしまっては、間違いなく迷子になってしまうはずです。お客様の中には、半年も一年も悩み続けておられる方も少なくありません。最長二年数ヶ月という方もおられます。
これでは、お子様がかわいそうです。芸事には、道具を与えるタイミングというものがあるはずです。『鉄は熱いうちに打て』、です。
この機会を逸しては、親の責任と言われても仕方がないのではないでしょうか。
熱がさめてしまってからでは遅すぎるというものです。

かと言って、『急いては事を仕損ずる』で、選んで粕を掴むようでは後の祭りです。
したがって、何が好ましい情報なのか、何が好ましくない情報なのかを取捨選択する目を養うこと、これが最初にやらなければならない作業ではないのでしょうか。
情報過多社会とは、便利なようで厄介なものです。知識や情報を吸収すればするほど混乱の度合いが増し、袋小路に飛び込んでしまうものです。
したがって、なかなか「何が良いのか」「いつ購入すべきか」の判断ができなくなり迷走状況に陥るわけです。
わが家に最も相応しいピアノに巡り合うために、ピアノの基本的な知識や歴史的背景などを通して、何を基準として選ぶべきかを、ご一緒に学習していきたいと思います。 基本的には、初めてピアノを購入なさる方々を念頭に、急がずに各駅停車でのんびりと話を進めて行きたいと思います。

価格の違いは品質の違い?いいえ、違います。

ピアノ選びをなさる方々の情報源は、いったいどこにあるのでしょうか。 メーカーの営業マン、インターネットのホームページ、ピアノの先生、ピアノの調律師、お友だち、それともお隣の奥様でしょうか。 メーカーのカタログは、どれも立派なものばかりです。当然ですが、良いことばかりのキャッチコピーや仕様の羅列です。 ただ、同じような外観のピアノながら、そこに掲載される四倍から五倍の価格差には混惑せずにはいられないのではないでしょうか。

結論から申し上げますと、二百万円のピアノも四十万円のピアノも同じです。
そして、違います。

ピアノに限りませんが、楽器とはそうした「物」なのです。必要とする側の価値観で決まるのです。市場経済の中の一商品としての側面と、アートの世界の楽器としての側面と、この二つの評価があるということです。 バイオリンなどはその典型ではないでしょうか。セットで数万円の価格から数十億円まであるそうです。 単純に、一つの土俵で論ずるわけにはいかないものを内包しているからです。

現在の状況は、この二つの評価が秩序のない無軌道な情報として飛び交ってしまったために、混乱しているのです。 例外もありますが、更に厄介なのは、現在は素人(ピアノのプロではなく、ピアノ販売のプロ)の方々が販売し、素人(始めてピアノを購入する方)の方々が購入している構図になっているということです。 しかも、自由競争の原理が好ましくない方向へ作用しているということもあります。 このことが更なる混乱に拍車をかけているのです。 好ましくない情報までが、ブレーキのない車のように暴走しているのが現在の状況です。 したがって、知識や情報処理のままならない人々にとっては何の益もないわけです。

お子様が、いずれのピアノを使用しても、余程の粗悪品でないかぎり、結果は同じになるはずです。お母さまがお使いになったピアノ、お婆ちゃんがお使いになったピアノ、どれも同じことです。
メーカーやブランドよりも、きちんと調律された状態の良いピアノを使うことが何より大切です。信頼できる店で選び、購入し、継続的に調律やメンテナンスができる関係を、お店と築くことが求められているのです。

お子様の能力はピアノに左右されません。安心してお選びください。

ピアノの価格やブランドの違いで、お子様の能力が左右されることはないはずです。 新品のピアノであろうが中古のピアノであろうが、それも関係はないはずです。 ピアノも人間も同じことです。健康であるかないかであって、経過年数や年齢ではないはずです。 重要なのは、そのピアノがあと何年使えるか何年働けるかのはずです。

お子様の潜在能力と切磋琢磨する弛まぬ努力とで、四十万円の投資が四十万円でなくなり、二百万円が二百万円でなくなるということです。

大切なのは、ご使用になる側の問題であってピアノの側にあるのではないということです。 挫折する方は、どんなに立派で高価なものを与えても挫折するものです。 『好きこそ物の上手なれ』で、何を与えてもコツコツやり続けた人だけが残っていくものではないでしょうか。『雨垂れ石を穿つ』です。この事は、多くの先人たちが証明者であるということです。

ちょっと一息

私事で大変恐縮ですが、今から半世紀ほど前の話です。
私が浜松の工場でピアノ製造にかかわっていた頃の国産ピアノ(アップライト)のメーカーや製品ごとの価格差は、二割から三割ほどの違いでした。 理由は外にもありますが、素材の違いがあまりなかったということです。
現在のように時間やネジ一本までコストの計算をする、そういう時代ではなかったのです。 単に大型のピアノは値段が高く、小型のピアノはほんの少し安かっただけです。
安かったと言いましても、親子三代で使う一生物と言われた時代のものですから、それはそれは高価なものでした。 大学卒の初任給が一万円ぐらいのとき、ピアノ(アップライト)の価格は十五万円から二十万円ぐらいでした。

ピアノは高嶺の花でしたから、当時の人々は簡単にピアノが欲しいなどと考えなかったものです。
学校などの教育機関や個人としてはプロとかセミプロといった職業上どうしても必要とした人だけが購入していたもので、趣味や子供のためにピアノを欲しがる人は稀という状況だったと思います。 当時は、必要な情報も現在のような悪意ある情報や広告としての情報合戦も、どちらもなかったです。
ピアノを欲しい方は、全てプロにお任せでした。 プロの目を通して供給し、プロの目を通して購入していたわけです。
両者の間には、確たる信頼関係が存在していたということです。 情報過多による混乱状況がなかったわけです。
まだ大衆のものとは言えなかった、静かな時代の話です。 したがって、悩んだり迷ったりもなかったわけです。

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